チーム完熟 の【完熟お見舞い、申し上げます】
既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代~50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記【完熟お見舞い、申し上げます】。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように!
みなさん、こんにちは。
完熟オレンジがひとり暮らしの「もしもの時」を勝手に考えるシリーズ第4弾。今回は防災リュックについて記します。
前回書いたように、オレンジの住まいは超せまいワンルームマンション。災害時は、避難所に逃げるよりもマンション内で籠城する率が高かろうという想定をしています。
そこで、「防災リュック」の中身は、実際に持ち出すためというより、「被災時に、ひとまず心を落ち着かせるもの」として、ベッド脇においています。
ライチ師匠に「非常用持ち出さない袋」と命名していただきました。かわゆ!
入れ物にしたのは雑誌の付録だった茶色いペラペラのリュック。ポッケには20年来一緒のぬいぐるみ、の、小型版。心の癒やしです。お子さん用の防災リュックにはお気に入りの人形やおもちゃをいれておこうというアドバイスをどこかでみたので、メノポーズ後半戦の女の古(こ)もそれにならいました!
この中には巾着やポーチで小分けしていろんなものを入れています。ヒョウ柄ポーチも雑誌の付録。「30歳ごろヒョウ柄小物を愛用していたなぁ」と懐かしくて非常用持ち出さないポーチとして採用。
中身をすべて出すとこうなります!
ざっとアイテムをご説明しますと
●スニーカー
ベッド脇に靴を置いておくことは、防災に関して広くおすすめされているようですが、映画「ダイハード」のブルース・ウィリスの悲劇を思い出していただき、皆様もぜひにと願います。
35年前、ガラスの破片が散らばるフロアを裸足で「うぉーー」と突き進んだブルース・ウィリスをスクリーン上で観たときから、「裸足はあり得ない! 靴のサイズが多少違っても履くべき!」と思った私からのお願いです。
●充電器・乾電池
災害時、スマホが使えないと絶望しますよね。そこで充電器は乾電池で充電できるものを用意。単3の乾電池も20本を用意!
●食べるもの(ゼリー飲料・チョコ・水)
これは必要最低限。被災直後は心身が受けたショックで、固形物は喉を通りにくい場合もあるということで、カロリーメイトもクッキータイプではなくゼリータイプに。どんなときもチョコは喉を通ると見越して、大好きなチョコも。
●便利なもの(ホイッスル・メモ・ペン・老眼鏡など)
昭和の女の古(こ)なもので、とっさのメモはやはり手書きがはやい。老眼鏡は部屋に2つ常備していますが、リュックにもいれておくと安心。こんなにも老眼鏡が大切になるなんて、3年ほど前には考えられませんでしたよ~。
●大切なもの(お財布・薬)
災害時には現金が大切かと。さらにこんなにもお薬が大切になるなんて、若い時には考えられませんでしたよ~。
●癒やしグッズ(お守り・ハンドケア・ぬいぐるみ)
困った時の神頼み、ぬいぐるみ頼み。ハンドケアは、お気に入りの香り。手に塗って、くんか、くんか思い切り吸い込むだけできっと癒やされます。
ここまで、ハンドケア以外、美容関係のもの、なし!笑
普段のずぼらケアぶりがわかります。
防災リュックに何をいれるか。
そこには、人それぞれ、今現在のプライオリティが如実に反映されますね。
もし、私に超お気に入りの化粧水と美容液があって、それを塗るだけで天国気分を味わえるなら、ぬいぐるみをおいても持って行くだろうし。もっと若い頃だったら、食べるものの比率が増えるだろうし。
今回ご紹介したのは、あくまで「57歳の完熟オレンジ 今現在の非常用持ち出さないリュック」であることを、ご承知おきくださいませ。
1ミリでもヒントになったり、反面教師になったりすれば幸いです。
おほほほほ。
*こちらも参考にどうぞ
政府広報オンライン 「災害時に命を守る一人ひとりの防災対策」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201108/6.html