チーム完熟 の【完熟お見舞い、申し上げます】
既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代~50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記【完熟お見舞い、申し上げます】。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように!
前回までのお話。
「介護で迷惑をかけたくないなら、VIO脱毛!」
「白髪になったら、フラッシュ脱毛はできない!」という衝撃の事実を知り、40代で脱毛を決意。即決できたのは、痛すぎたニードルワキ脱毛のトラウマから一転、フラッシュ脱毛なら平気じゃん!体験があったから。
今回はVIOの自己処理を済ませ、いよいよ施術編です。
※注 2022年現在、白い毛に対応する光脱毛技術もあります。
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アンダーヘアの仕上がりイメージを「ナチュラル」タイプに決めたところで、
いよいよ施術開始です。
簡易ベッドのある個室へと移動。
そこには小学生がプールの着替えで使う、
タオル生地でできた筒状のスカートのようなものと、紙パンツが用意されていました。
「用意ができたら、お声かけくださいね」
風呂上がりにタオルを巻いたような姿になり、
人生初の紙パンツを装着。
はき心地は、ごわごわです。
「準備できました!」
初体験の緊張を吹き飛ばすように、元気な声を出してみました。
そして、笑顔のお姉さんに導かれるままベッドへ。
事前にアンダーヘアを自己処理してきたことは申告済みですが、
なんせ初めてのことです。
ちゃんと剃れているかの不安と、恥ずかしさが入り混じります。
だがしかし!
恥ずかしがったら、もっと恥ずかしくなるぞ!
恥ずかしくない。恥ずかしくない。恥ずかしくない。
自己暗示をかけるかのように、紙パンツをそっと下げました。
お姉さんの一言。
「上手に剃れてますね」
うれし恥ずかしとは、このことか!
とはいえ、数本? の剃り残しがあったようで、
電気シェーバーを使って、処理してもらいました。
それくらいは許容範囲らしい。
後になって知ったのですが、
サロンやクリニックによっては、
自己処理の必要なしの剃毛サービスもあるようです。
たしかに盲腸の時には看護婦さんが剃ってくれると聞きますし、
ありはありなんだろうけど。
しかしながらIラインOラインについては、
羞恥レベルはレーザー照射以上のように思えます。
恥ずかしくないわ、という方は、利用してみてもいいかもしれません。
「では、はじめますね」
どきどきどき。
まずは正面から見えるVラインから。
専用のジェルが、ヘラでペタリと塗られます。
冷たっっ!
ワキ脱毛で使用されるジェルと同じだと思いますが、
場所が場所だけに、しっかりと冷たさを感じました。
いざ、レーザー照射です!
「ちょっとチクッとしますよ」
注射のまえに聞くセリフ。
チーム完熟のオレンジさんがこのセリフが怖くていやだと、
先日のコラムで語ってましたね。
私も注射が苦手なので、激しく同意。
とはいえ
「痛くないですよー」は嘘だし、
「歯を食いしばれーっ」はまた歯が割れそうだし、
「(無言)」からの一撃はさらに恐ろしいので、
致し方ないかと思っています。
で、肝心のレーザー照射ですが。
いてっ。
痛みレベルは、まぁこんなもんだよね程度。
心なしか、ワキよりちょい痛いような気も?
「痛みとか大丈夫ですか?」
「はいー」
にこやかに答えることができました。
これくらいなら、大丈夫。
ジェルを拭き取られて、Vラインはさくっと終了。
お次はIラインです。
ずばり女性器のまわり(両サイド)部分。
膝を立て、軽く足をひらきます。
ふたたび、冷たいジェル。
なんて姿だ! こりゃ恥ずかしい!
無言でいることに耐えられず、
「ジェル冷たいっすねー」など、軽口をたたく私。
お姉さんは作業を淡々と進めながら、やさしく返事をしてくれます。
そして再びレーザー照射。
イタァァァァァァっっ!!!
嘘でしょ!
痛いじゃん!!
思わず身体がビクッとなってしまうほどの刺激です。
「痛かったですか?」
「あ、結構、痛い感じ、ですよね……」
若干、顔が引きつっていただろうと思います。
「大丈夫ですか?」
「あ、はい、痛いけど、大丈夫……」
はっきり言って、想像していたより、痛い!
ニードル脱毛で体験した、拷問レベルではないものの、
これを「痛くない」とは言えない。
レーザー脱毛の痛みは、
輪ゴムでパチンと弾かれる感じ、と表現されることがあります。
言い得て妙だなと思っていましたが、
冷静に考えたら、
Iラインを輪ゴムでパチンてやられたら痛いよね。
同じIラインでも、照射場所によって痛みに多少の差はありましたが、
基本的には、痛い。
聞けば、Iラインは皮膚が薄いんだとか。
粘膜にも近いので、痛みにも敏感な部位とのこと。
痛く感じるのは、私だけではないらしい。
「あと少しですよー」と声をかけられるも、
はやく終われ……はやく終われ……と心の中で祈ります。
作業は手際よく進められましたが、
時間が経つのが遅く感じられたIライン。
私が通っていたサロンでは選択できませんが、
世の中には麻酔クリームや笑気麻酔を使って、VIO脱毛をするという方法もあります。
価格は数千円が相場のようです。
痛みに弱い方は、前向きに検討してみたほうがいいかもしれません。
注意点としては、麻酔を使用できるのは専門資格を持った医師のみであること。つまり私が選んだようなエステサロンではなく、医療脱毛のクリニック等を選ぶ必要があるということです。
当時の私は麻酔なんてものがあることも知らなかったので、
麻酔なしの施術を後悔するでもなく、ただひたすら痛みに耐えました。
そして、最後はOゾーン。
うつ伏せになり足を軽くひらきます。
こちらのポーズの恥ずかしさも、なかなかなものです。
ただ、Oゾーンに関しては毛量が少ないせいか、感覚が鈍いせいか、
Iラインほどの痛みは感じず。
ホッと胸をなでおろしました。
これで初回のVIO、オールクリアです!
施術直後の様子ですが、レーザーを当てた部分は軽く炎症を起こします。
軽いやけど、日焼けみたいな感じかな。
火照ったような感覚があり、それを冷やす必要があるとのこと。
対策としては、局部に熱さましのシートのようなものをはりつけられ、
そのままパンツを履くように指示されました。
これがまた、めちゃくちゃ冷たい!
冷やしているのだから当たり前ですが。
驚いたのは、このまま帰宅するということ。
笑顔のお姉さんに見送られサロンを出て、
炎天下の銀座の街を、そろりそろりと歩き出します。
股間はヒエヒエであることを、すれ違う人たちは知る由もありません。
6回コース、初日。
つまりあと5回これをやるのか……。
その後どうなったかは、長くなりましたので次回に続きます。
って、次回ってもう1月じゃん!
お股の話題で、年を跨いでしまいますことをお許しくださいませ。
振り返れば、好奇心と勢いだけでわちゃわちゃしているうちに
2022年が終わってしまいました。
なんであんなことしちゃったんだろ……と思うようなこともありました。
VIO脱毛を即決したあの頃と、ちっとも変わってないじゃないか……。
来年もおそらくそんなノリのコラムが続くかと思いますが、
ゆるりとお付き合いくださいませ。
みなさま、今年もお世話になりました!
良いお年をーっ!