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結論。介護脱毛としてのVIO脱毛はアリかナシか。アラフォーからのセルフラブvol.20

薄毛の皆さんに囲まれて温泉につかる完熟マスカットさん

チーム完熟 の【完熟お見舞い、申し上げます】
既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代~50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記【完熟お見舞い、申し上げます】。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように!


前回までのお話。
「介護で迷惑をかけたくないなら、VIO脱毛!」
「白髪になったら、フラッシュ脱毛はできない!」という衝撃の事実を知り、40代で脱毛を決意。即決できたのは、痛すぎたニードルワキ脱毛のトラウマから一転、フラッシュ脱毛なら平気じゃん!体験があったから。
ところがどっこい。VIO脱毛はそれなりに痛みを感じるものでした。
全6回のVIO脱毛終了の時を迎えて、何を思うのか?
VIO脱毛最終回です。
※注 2022年現在、白い毛に対応する光脱毛技術もあります。


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はっきり言ってVIO脱毛は、思っていたよりも痛かった。

ヒリヒリ&ひえひえのお股を気にしながら、山手線で揺られる帰り道。
すでに次回の施術を考えると気が重くなっていました。
全部で6回のコース。
残り5回か……。

2ヶ月に一度くらいのペースで通うので、まるまる1年かかる。
長いな……。


でも、逆にいえば、
1年後には、スッキリしてるってことじゃん。
ポジティブシンキング発動です。


ワキ脱毛をしたときは、
数日後に、数ミリ伸びたワキの下の毛が、
毛根からぽろぽろと取れるように抜け落ちるという、
不思議な経験をしたことを思い出しました。

今度もまたそれが体験できる!
なんか面白かったんだよなぁ、あれ。
わくわく。(←ちょっと無理やり)


だがしかし!
これまたワキ脱毛とは違ったのです。

アンダーヘアは、全然抜け落ちない。
ほんとに脱毛できてるの??
まるで実感がありません。

2回目も変化なし。
施術も相変わらず痛いし、薄くなってる気もしない。

お姉さんに聞いたところ、
「徐々に薄くなっていきますよ」との返答ですが。


えー。
そうなのー?




モヤモヤしつつも時は流れ、3回目も終了。
ここで急に思ったんです。
あれ? 毛量減ってる? かも?

とはいえ、施術の痛みには慣れることはなく、
4回目、5回目。


そしてようやく6回目。
最終回を迎えました。


肝心の毛量は?!

じゃじゃーん。
正直、なんか微妙。

自分としては自らの毛量は平均的、もしくは少ない方だと思っていたので、
6回もやればナチュラルを通り越して、
ツルツルになっちゃうかもと、ひそかに考えていたのですが、
まったく心配は必要ありませんでした。

実感値としては40%オフくらい? かな??

街角に新しい店ができると、
「あれ? ここって前なにが建ってた?」ってなりますが、
アンダーヘアだって同じ。
そこまで意識していなかったがゆえに、開始前の状態をほぼ思い出せなくなっていました。


ビフォアアフター写真を撮っておけば……。
考えなかったわけではないのですが、
場所が場所なだけに、カメラを向けることに抵抗がありました。
撮っていれば、ここでみなさんにもお見せ、できないできない!笑


ただ、はっきり言えることは
6回ではツルツルのハイジニーナを目指すことは無理ということです。

実際、ネットの情報を調べてみたところ、個人差はあるものの
ツルツルになるには15回前後かかるようなのです。


ちなみに最後の施術の際に、
さらなる施術への勧誘があるのではと身構えていましたが、それはありませんでした。

私はハイジニーナを目指していたわけではないですし、
初期の「VIOやってみたい!」という好奇心はすっかり満たされていたので、
これ以上の脱毛を追加する気力も財力もなく、終了と相成りました。


でも、もし私が初回のカウンセリングで気楽にハイジニーナを希望していたら……。

中途半端にやめることもできず、
はっきりとした終わりも見えぬまま、お金と時間をつぎ込んでいたのでしょうか。

波平やおばけのQちゃんくらいの毛が残ってたら、めちゃくちゃカッコ悪いですからね。

やると決めたらとことんやりきる、それがハイジニーナ!
直前に男ウケを考えて「ナチュラル」にしてしまった私には、真似できない生き様です。



VIO脱毛から、10数年が過ぎ去りました。
現状を報告するのも少しばかりためらわれますが、
赤裸々をモットーにしているチーム完熟としては隠すわけにはいきません。

振り返って、今思うことを書かせていただきます。

現在、アンダーヘアはナチュラルに保たれております。
言わなければVIO脱毛をしたことに気づかれることはなさそうです。
あの日躊躇した要因、未来の誰かとの何か、もありましたし……。

ハイジニーナにしなくてよかった……。
あっぶねー。

さらに、白髪になったらVIO脱毛できない!と慌てて契約したわけですが、
現時点では白髪にはなっておりません。


つまり、結論として、あの日の私に言ってやりたいのは、
「今、困ってないんだから、慌てなくていい」ということ。

さらに付け加えるなら、
「10年後には、白髪でも施術できる技術があるぞ」ということ。


当時の私は「介護で迷惑をかけたくない」という恐怖から、
まんまと脱毛業界の戦略に乗せられていたのではないか、と思うのです。


少し先輩のお姉さまがたにお聞きしたところによれば、
歳を重ねた結果、アンダーヘアは自然に少なくなってきている、と言うではありませんか。
言われてみればそうですよね。
歳をとれば頭の毛と同じく、下の毛も薄くなる。

さらに考えてみれば、
私が順調におばあちゃんになって介護が必要になったとしても、
それはまだ20年以上先の可能性が高いのではないか。

その時の介護って、下手したらロボットがオムツ替えたりしているのでは?
というか、まだオムツシステムなのか?

百歩譲って現在と同じように介護士さんがお世話をしてくれるとしても、
アンダーヘアがじゃまになるようであれば、未来の介護施設では入所前にササーッと全員脱毛させられたりするのでは?
そんな想像さえしてしまうのです。


「介護脱毛」なんて言葉まで生まれている昨今ですが、
それってほんとに40代で必要なことなのでしょうか?


2023年の今、脱毛前の私にアドバイスできるなら、こう伝えたい。

その10万円、VIOじゃなく遊びに使え!


好きな男とちょっといい温泉、とかさー♪

って、
セルフラブとか言いながら、セルフじゃないラブやんけ!
↑セルフツッコミ。

まぁ相変わらずこんなテンションですが、本年もよろしくお願いいたします。

チーム完熟・マスカット(ライター)

「チーム完熟」イチの恋愛体質。十数年前にDV的なごちゃごちゃの果てに一人息子を抱えて離婚。元夫とはそれっきり。昨年、息子の独立を機にフリーランスに。コピーを書くことのほかに、ヨガと瞑想を広げる活動も展開中。人生の後半は、好きな人と好きなことしかしないと決める。
※現在は別業にて活動中
執筆note 「完熟5(かんじゅくふぁいぶ)」

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