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考えておかなくちゃ。ひとり暮らしの「もしもの時」~5めまい薬の置き場所 「閉経宣言」 vol.29

急な症状の時の薬対策を発見してハッピーな完熟オレンジさん

チーム完熟 の【完熟お見舞い、申し上げます】
既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代~50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記【完熟お見舞い、申し上げます】。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように!


「だれか~!めまいの薬持ってきて~!!」

不意のめまいに襲われたとき、その言葉が虚空に漂うのがひとり暮らしの現実です。ひゅるる~。

めまいに限らず、ファスナーの上げ下げも自助努力の末にあきらめざるを得なかったわたくし完熟オレンジ(※1)。あらゆる覚悟はしているつもりですが、めまいについては何ともやっかいだと思っています。

めまいについては、以前共有させていただきましたが(※2)、いまだに恐ろしいです。

特に吐き気が恐ろしいのです、私の場合。

目が回ることについては、「ここは宇宙空間、無重力空間、まわっているのは気のせい、気のせい」と唱えれば、自分をごまかすことができます。

そうそう、最近のお気に入りNHK朝の連ドラ「ブギウギ」のテーマ曲では、「ブギのリズムが無重力みたい」という意味の歌詞が並んでいますね。今度めまいがきたら、それで乗り切ります!

だが、しかし、吐き気についてはこの思い込み療法も意味をなしません(あくまで私の場合です)。

ただし、幸いにも、吐き気については、薬に即効性があると自身の経験からわかっています。つまり、めまいを感じたその瞬間に、いかに迅速に吐き気止めを飲むかが、可及的速やかに対応するべき最重要課題なのです。

ここでひさしぶりの「閉経宣言」。

忘れてくれるな。
薬を常備していても、
いざというとき、
手元にないと意味がないってことを。


ここで、冒頭のセリフに重なりますが、ひとり暮らしの場合、急なめまいに襲われても、「ちょっと〇〇ちゃーーーーーん!! 薬箱にある吐き気止め持ってきてーーーーーー!」と言えないのです。

言ってもいいけど、答えてくれる人がいないのです。ひゅる~。

「アレクサ!」と文頭につければアレクサが答えてくれますが、「すみません。何を言っているかわかりません」と言われるのがオチです。ぐすん。

そこで、私が選んだ「めまい薬(ここではめまい対処の薬と吐き気止め薬のこと)」の置き場所は、「ベッドサイド」。

私の場合は、「起き抜けのめまいをクリアできればなんとかなりそう」という経験があるので、ベッド脇一択となったのです。

今までのめまい発症は、「グルンオエの法則」と自ら名付けた通り、頭を起こそうとするとジェットコースターの後ろ向き回転に乗った状態となり、天井が後ろにグルンと回転したかと思うと、瞬時に「オェ」と吐き気を催すタイプでした(※3)

そのため、「めまい薬の置き場所探し大作戦」にあたり、私が行ったシミュレーションはこうです。

1)目を覚ます、「んっ、いつもと違う、めまいがきそう」といやな予感。
2)頭を動かすことなく、左側の壁に手を沿わせる。
3)壁にぶら下げているポーチを手にとり、胸元においてひと呼吸。
4)ポーチの中にバラけて入れている薬(吐き気止め)をひと粒、手にとる。
5)とにかく頭を動かすことなく、そのひと粒を水なしで飲み込む。
6)続いて、ポーチの中の小袋からもうひとつの薬(めまい用)を手にとり、水なしで飲み込む。


上記のシミュレーションを繰り返し、PDCAサイクルの徹底で、「薬を置くならこの場所しかない!」と世界のTOYOTAのKAIZENならぬ「オレンジのKAIZEN~ベッドサイドのめまい薬編」が完成したのです。

そして、めまいタイムズの編集長(誰?わたくし!)が最終的に決めた場所は、こちらです。

写真の左手前が枕。右は少しめくった掛け布団です。
私のベッドは壁に隙間なくくっついて、寝た状態になると壁は私の左側なんですね。

この場所は寝た状態の私が、一番楽に手を伸ばせるのです。この決定に行きつくまでには、数々のPlanをDoしました。

寝相が悪いために、朝起きると薬の場所が移動していたこともあります。枕元と言っても、場所によっては、薬に手を伸ばす際に頭が揺れることもわかりました。いまの場所は、頭を揺らさず手を伸ばせるベストな場所ってわけです。

さらに、ポーチの種類、大きさも様々試しました。布製、ビニール製、大きいの、小さいの、巾着、ファスナーなど。そして決定したのがこのポーチ、というかキーホルダーみたいな入れ物です。

*ビニール素材なので、布よりは堅いけれど、柔らかさもある。
ふわふわお布団に埋もれることがないので、もし、壁から落ちていても、手探りで見つけやすいです。



薬を2種類保管しておくわけですが、最初に飲む吐き気止めはバラで入れておき、次に飲むめまい対処の薬は小袋に入れました。
こうしておけば、布団の上で薬をぶちまけても問題ありません。めまいを予感した時に、頭を動かすのはダメ、絶対! 私は薬を見ることなく手探りで、バラの状態のものを選ぶことができるのです。

さらに、「寝たまま水を飲むなんてもってのほか」ということもわかりました。健康な時に、横たわった状態でトライしてみましたが、うんがっふっふのサザエさんになりそうでやめました。

めまいの予感を感じたまま、水にむせるなんてことになったら、頭が上下して大惨事となります。そこで、お水なしで飲み込むことにしました。あの吐き気を思えば、「水なし上等」の心意気です(似たサイズの錠剤で実験済み)。

めまいにならないのが一番ですが、もしもの時も、このようにベッドに寝たまま、冷静に手を壁に沿わせてポーチを手にして、薬を飲み込めばOKだと自信がついたので、もう、怖くないですね。にっこり。

さて、お巡りさんの巡回連絡を受けてからはじまった「考えておかなくちゃ。ひとり暮らしの『もしもの時』」シリーズ。思いのほか5回も続けてしまいました。

実は私は、「もしものとき」について、あまり真剣に考える人間ではありませんでした。

でも、ここ10年ばかりを振り返ってみると、父を亡くし、母を亡くし、東京から地元に引っ越し、生活スタイルを変えるなど生活環境に大きな変化があったこと、さらに元気が取り柄だったにもかかわらず、55歳を境に身体の不調が一気に顕在化したことから、「もしものとき」を真面目に考えるようになりました。

ちなみに、この変化。自身のメノポーズ期間とばっちり当てはまるのですね。
(私は現在57歳。更年期は一般的には閉経の前後各5年間、合計10年間といわれているので、48歳から58歳ぐらいが私のメノポーズ期間です)。

自分の意志だけではどうにもならない事柄が目白押しとなる時期なんだなぁと実感しているからこそ、「備えられることについては対策しておこう」と思えた気がします。

不測の事態に直面したら? それはそのとき。

ブギのリズムでダバドゥディダー、ですね♪
トゥリー、トゥ、ワン、ゼロ!おほほほほ。



※1 メノポーズあるある・・・喪服のファスナーが上がらない! 「閉経宣言」 vol.24

※2 良性発作性頭位めまい症になりました④―“めまいあるある”はやく言いたいの巻 「閉経宣言」 vol.14

※3 良性発作性頭位めまい症になりました①「閉経宣言」 vol.11

チーム完熟・オレンジ(ライター)

「チーム完熟」の最年長者。1966年生まれのいい歳した永遠のカマトト。コピーライター / 結婚・出産経験なし / 閉経年齢は53歳。更年期症状はほぼやり過ごしているが、太り過ぎからくる生活習慣病をなんとかせねばと思う日々。
執筆note 「完熟5(かんじゅくふぁいぶ)」

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