チーム完熟 の【完熟お見舞い、申し上げます】
既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代~50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記【完熟お見舞い、申し上げます】。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように!
ジムに申し込んだだけで、へとへと。「50歳のうぬぼれ鏡」
あれから意外にオミクロン株の流行が収まらず、蔓延防止措置が解かれない。
それどころか、ウクライナで紛争が始まってしまいました。
暗いニュースに身体を動かす気も失せて、どんよりしているライチです。
とはいえ、私のコラムは基本、体験レポート+感想で行きたいのです。
さんざんうだうだしたあげく、先日、ついに申し込みました!
女性専用フィットネスジム、カーブスさんの無料体験。
YouTubeを見ているとやたら目につくんですよね、10秒アンケートで無料体験の広告。
※私もライターの端くれ、同業者の仕事をそのままコピペするのはどろぼうみたいで抵抗があるので、長めの文章は勝手に要約しております。
さすが、老眼にも優しい、大きな文字のアンケートサイトです。
Q1:おからだで気になることは?
・お腹
・体重
・体力不足
・肩/腰
全部だよ!!と思いつつ、「体力不足」をクリック。
ほら私、献血をするのが最終目標ですから。
Q2:疲れやすくなり、体力が落ちた(大意)
・はい
・いいえ
体力不足と答えたのに「いいえ」の人はいるのか?と思いつつ「はい」をクリック。
すると、うんうん、そりゃそうだよな~としか思えないミニコラムが登場しました。
「疲れの原因には筋肉の衰えが関係しています、運動をして筋肉をつけましょう」(大意)
Q3:運動の時間がとれないし、キツイのはいや(大意)
・はい
・いいえ
最後の質問には力強く「はい」を…ではなく、あえて「いいえ」をクリックしてみました。
すると、なんと
「そんなあなたにピッタリなのがカーブス」となりました!おいおい。
もちろん「はい」を選んでも結果は同じ(笑)
いや、いいけどさー。
こういうのってやっぱり昔ながらの穴埋め懸賞問題と一緒で、答えは形式的なものですね。
アンケートのあとに、日時や連絡先などを送信すると、希望の店舗から電話が来て予約をフィックスするしくみです。
それにしてもカーブスさんのサイト。
「1ヶ月で○kg減!」「ウエストがー○cm!」などなど、喜びに顔を輝かせる中高年女性がいっぱい。
私、こんなキラキラした女性たちに混ざるなんてできるのだろうか…
しかし、後には引けません。
近所のユニクロで、キラキラ女性が着ているトレーニングウエアを買うことにしました。
スポーツウエアってまったく着ないので、売り場が発しているポジティブなオーラにもう負けそうです。
これで大丈夫なのか?浮かないか?いや、逆に他の人とかぶって気まずくならないか?
あれこれ考えながら、まったく好みではない服を仕方なく選びます。
下着の線が出にくいシームレスの下着の上下。
細身のジョガーパンツとTシャツ。
とりあえずそれだけ購入。全体的に吸水速乾っぽいスルスルした素材のものばかり。
Tシャツは、無地のなんでもないものしかなくてつまらんなーと思っていたら、
キッズラインでちょっとした柄つきのものを見つけて、そちらにしました。
160サイズって、たぶん身長160cm前後のことだから平気なはず。
問題はシューズです。これはさすがにユニクロでは手に入らない。
しかも、どういうものがいいのかさっぱりわかりません。
カーブスさんに聞けばいいかなあ。
と思っているところへ、カーブスさんから電話。
はつらつとした若々しい声の女性で、とても感じが良い!
体調や運動の経験など基本的な質問のあと、当日のプランを説明してくれます。必要なものは、動きやすい服装と内ばきとのこと。
カーブス「ライチさんは、今回おからだをどのようにしたいと思って申し込まれたんですか?」
ライチ「体型を引き締めたいのももちろんなんですが、献血ができるくらいの体力をつけたいと思いまして」
カ 「それは素敵な理由ですね。当店にも、コレステロール値や血圧を下げたいなど、健康づくりの目的で来られる方がいらっしゃいますよ」
ラ 「内ばきはどういったものがいいですか?」
カ 「きれいなものなら普通のスニーカーでもいいですし、バレエシューズや学校の上履きのような方もいますし、動きやすければなんでも大丈夫です。なければ貸し出しもできます」
ラ 「皆さんそちらに行く時の服装はどんな感じでしょうか。トレーニングウエアのままか、それともそちらで着替える?」
カ 「当店は近隣にお住まいの方が多いので、ウエアに一枚羽織ってくる感じでしょうか。お仕事帰りに寄る方は、店内で着替えます。時間がなくて、お仕事着のままエクササイズをする方もいますよ。他にご質問はございませんか?」
一番気になっていた質問をしてみます。
ラ 「あのう……、運動は大変ですか?」
カ 「マシンを使った30秒の有酸素運動を繰り返していただくんですが、皆さんご自分のペースでしていただけるので、大丈夫です。得意な方は、早いペースで。ライチさんは運動の経験がなくて苦手ということでしたので、ゆっくりしていただければ」
ラ 「実は40代の友達が、カーブスけっこうスパルタだよ!と言っていたので気になってたんです」
カ 「(笑)40代はカーブスでは若いほうなので、インストラクターも『もっとがんばってほしい』と熱が入ってしまったのかもしれませんね。ライチさんは無理のない、自分のペースで大丈夫です。
それでは当日、ライチさんにお会いできるのを楽しみにしています」
最後のひとことが、外資系っぽいフレンドリーなノリでいいですよね。
話していて、頭の回転が速い素敵なスタッフさんだなあという印象。言葉遣いも丁寧で好感をもちました。
キラキラ女性の中に入れるのだろうか?という不安は、話しているうちにふしぎと消えて、私もなんだか楽しみになってきました。
ポジティブトークの効果すっごい。
そんなわけで、次回は体験編の予定です!