チーム完熟 の【完熟お見舞い、申し上げます】
既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代~50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記【完熟お見舞い、申し上げます】。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように!
みなさま、あけましておめでとうございます。
新しい朝が来ましたよ。希望の朝ですよ。
よろこびに胸を開いて大空を仰ぎましょう!
今年もチーム完熟一丸となって、この「カンテラ」でメノポーズと向き合いたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、冒頭のイラスト、出だしの文章からすでに駄々洩れですが、今年最初のお話は「ラジオ体操」です!
実はわたくし完熟オレンジと完熟マンゴーリーダーは、2022年5月から平日のほぼ毎朝、一緒にラジオ体操をしているのです。
実に継続期間9か月!
小学生時代、夏休みのラジオ体操を1度たりとも完走したことのない私としては、快挙といえます。パチパチパチパチ~!
そもそもは、プレ更年期の不調か、コロナ後遺症か、原因不明のモヤモヤ不調が続くリーダーが、「ラジオ体操をはじめたところなんとなく調子がいい!」ということで、急性膵炎から帰還直後の私に声をかけてくれたのがきっかけなんです。
健康のために何かしないといけないなぁと思っていた私は、その話に飛びつきました!
私は中国地方、リーダーは関東地方住み。約700kmの距離の差をものともせず、月~金の朝8時40分からラジオ体操! リーダーがオンラインを通じて、NHKらじる☆らじるを流してくれるのです。
それにしても不思議です。ラジオ体操の音楽が流れてくるだけで、自然と体が動く。小学生の頃はピンクレディーのミーちゃん役を狂ったように踊っていた私ですが、一番好きだったサウスポーの振り付けも、ここまで正確には覚えていません。
ラジオ体操って、遺伝子に組み込まれちゃってますよね。
ラジオ体操について少し調べてみますと
“ラジオ体操は学習指導要領に含まれていません。つまり、教育カリキュラム上ではやってもやらなくても良いものなのです。”(*1)
そうだったんだ!てっきり絶対必須ぐらいに考えていました。必須科目でもないのにこの浸透具合、素晴らしいですよね。日本人の生真面目さが誇らしいです。きりっ。
さらに「やっぱりラジオ体操、絶対続けよう!」と改めて思ったのが、これ。
“体全体には筋肉が650あり、ラジオ体操をしっかりおこなうと、全身の7割~7割5分もの筋肉が動かされるのだとか。“(*2)
気づけばトイレ以外はほぼ座りっぱなしとなることも多い毎日。
ラジオ体操で目覚めよ!筋肉!ピクピクッ!
ところで、あくまで私の場合ですが、子供の頃ってラジオ体操をするのが面倒で、やる気のないことこのうえなく、適当に身体を動かしていました。「あ~もう、面倒くさい。適当、適当。(くねくね~)」って。
それが、半世紀以上生きてくるとですね、「適当に身体を動かせるって、なんて健康体だったんだろう!」と驚愕するわけです。一生懸命動かしていても、傍からみると適当と思われるのが運動不足の50代の現実なのです。
くねくね~とできる柔軟性がすでにないし、五十肩を患っている身。「腕を振って身体をねじります」と指示されて、腕をぶるん、ぶるんと振るだけなのに、「いててててぇぇぇ」って声が漏れるのです。
だが、しかし。この苦痛を乗り越えると、ラジオ体操修了後は、ちょっぴり可動域が広がったような気になります。考えてみると、両腕を大きくまわす動作など、日常生活にないわけです。いま、なんとなく、五十肩も軽くなった気がしています。プラシーボ効果だとしても調子がいいならオールOKですよね!
さて、ラジオ体操のあとは、マンゴーリーダーの提案で、メノトレをひとつ行っています。
それが「汗かこうエクササイズ応用編」。
リーダーが理学療法士の浜野先生から授かったお気に入りのメノトレです。
アキレス腱を伸ばすように脚を大きく前後に開き、上体はまっすぐのまま腰を落とします。両手を下から上に円を描くように動かし、頭の上でパチンと5回合わせるというもの。
最初は足を広げるだけでフラフラしていたふたりですが、いまではなんとかやっています!継続は力なり。イエイ!
それにしても9か月。リーダーとのラジオ体操、よく続いていると思いません。その秘訣は・・・
無理してないから。これにつきます。
朝、打ち合わせが入ったり、就寝時間が遅くなったときなどは
「すんまそん、明日はパスで~」
「OK~!ひとりでできるもーん」と適当に。
ラジオ体操が終わったあとは、「ちょっと聞いてもらっていいですか?」「ええお~!」と、化粧水を塗ったりお化粧したり、ご飯をモグモグしながら話し込む日もあれば、「デイブ・スペクターがハリメガ(ハリー&メーガン)の解説してるから、観るわ!また明日~」とあっさり終わる日もあり。
素の自分を見せ合うことのできる気楽な相手といっしょにするのも、重要なポイントですね。
さて、ラジオ体操が4か月も続いてくると、
「これは私たちどちらかがこの世からいなくなるまで続くな」と思うようになりました。
リーダーと私のこの日々を、いつか、リーダーに小説にしてもらいたい!(人任せ!)
ヒューマンなんとかとか賞とか、ドキュメンタリー大賞とか、なんなら、NHKの朝ドラ脚本に応募してもらいたい!
タイトルは
「オレンジさんとのラジオ体操一万日」
なんてどうかしら。 人に書かせて、自分の名前をタイトルに入れる気満々w
しかも、うっすら「モリー先生との火曜日」を意識!(読んだことないけど)
一万日・・・約27年。83歳か・・・。
ラジオ体操がそこまで続いていたらすごいな~。そもそも生きてる前提ですけど。
リーダーのおこちゃまの代まで巻き込めば、朝ドラのカムカム以来、3世代を繋ぐ物語になりそうじゃないですか!カムカムでもラジオ体操のシーンありましたよ、ね!
朝ドラ”史上2回目!3人のヒロインが織りなす1万日のストーリー。
ラジオ体操とともに歩んだオレンジ・マンゴー・チビマンゴー。激動の令和からはじまり、3世代のヒロインたちは、時に壁にぶちあたりながらも、恋に、仕事に、自分らしい生き方を見つけていく、1万日の壮大な物語。
ってね!
そんな話をリーダーにしたら超盛り上がり。その場でドラマの全体構成を考え始めましたよ。さすがリーダーです!
「第一話で、私がタクシーに飛び乗るんですよ。運転手は~」とキャスティングの話しにまで及びました。おい!ちょっと!それ、あたいが危篤の前提!わら。
私からは、「深津絵里さんの再登板が難しい場合、私の役は小林聡美さんにお願いしたい」旨をリーダーに伝えました。脚本家(リーダー)の意見が朝ドラスタッフに届くといいのですが・・・。(どこまで本気~!)
ラジオ体操!今年も続ける気満々よ。ふんがっ。
そうそう、みなさんは、ラジオ体操の第一と第二、どちらがお好みですか? 私は、第二の方がドラマチックで好きなのです(ちなみに第一の作曲者は日本音楽界の大御所・服部正氏。第二の作曲者は“ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね”でお馴染みの團伊玖磨氏)。
なので、第二の前奏が聞こえるとちょっとだけ、ワクワクするのですが、らじる☆らじるのラジオ体操で特にお気に入りの箇所があるので、どうでもいいけどお伝えしておきたい。
それは、鈴木大輔さんが担当されている日の7:23頃の掛け声。
「前曲げ、前曲げ、後ろそりぃぃぃぃぃ~」。
非常にいい具合の張り切り具合なのです。ここでいつもニヤッとして、元気がでます。
パワ~!!!
おほほほほ。
(*1)株式会社デサント「ULLR MAG.」ラジオ体操の魅力をもう1度考え直してみよう
https://www.descente.co.jp/media/editors_picks/feature/13733/
(*2)株式会社KG情報「ママ賃貸コラム」ラジオ体操って今もある?ない?イマドキの夏休み事情を解説
https://mama.chintaistyle.jp/article/category/living/