既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代～50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように！
わたしって、更年期なのか……。
恥ずかしながら、47歳ではじめて知った事実。
いわゆる更年期って
「歳をとったせいで、体調がわるい時期」のことだと思ってました。
わけもなくイライラする、落ち込む、急に汗が噴き出す、時期。
でも違ってた。
更年期とは
「閉経をはさんだ前後５年、約10年間」のこと。
つまり、50歳すぎに閉経するひとが大多数なので、
体調の良し悪しに関係なく、
一般的に45歳〜55歳くらいの時期が更年期に当たるわけです。
となると、47歳のわたしは?
たぶん、更年期。
更年期。
更年期。
更年期。
ペタリ。
ふいに貼られたレッテル。
重い……。
暗い……。
そして圧倒的な、おばさん感……。
地味にショックを受けているじぶんに気づきました。
30歳になったときは「とうとう」って感じもあったし、
40歳になったときは「いよいよ」って感じもあった。
でも正直、そんなに気にしてなかったんですよね。
美人ならまだしも、見た目で戦っていない私にとって、
加齢によるダメージは大したことないな、と。
だがしかし。
いま目の前にシェンロンが現れて、
「願いごとはなんだ?」と問われたら、大声で叫ぶ。
「肉体を20代まで若返らせて！」と。
こんなテンションになったきっかけは、
ひとまわり年下の男子とうっかり仲良くなったことにあります。
ちなみに彼の元カノは二十代です。
対してわたしは更年期……。
その年齢差は……。
小学校で繰り上がり繰り下がりを習う前には、はじき出せない数値です。
なんだろう、この胸のざわざわは……。
3周ほど頭を抱えてぐるぐる回る。
「ちょっと待て！」
ドクターストップならぬ、わたしストップがかかりました。
「そんなこと考えてどうすんだよ」と。
唐突ではありますが、
わたしはヨガを、日常に取り入れています。
（趣味が高じ、ヨガインストラクター資格取得、瞑想講師レベル上げ修行中）
ヨガの基本は「今ここ」にあります。
「未来」でも「過去」でもなく、
「今」にフォーカスし「じぶん」を見つめる。
なのに、
まだ訪れてもいない更年期障害という未来や、
会ったこともない元カノという過去に目を奪われるなんて。
まさに愚の骨頂！！
こんなことでウジウジしてたら、
じぶんのことまで、嫌いになりそう。
ここで繋がるのは、
近年のMyテーマ「セルフラブ」です。
ヨガにも通じるのですが
「セルフラブ」とは、その名のとおり「じぶんを愛すること」
みなさんも思い当たるふし、ありませんか?
これまでの人生、
恋愛、夫婦生活、子育て、仕事など、
さまざまな課題を追いかけ、
むしろ追われるように生きてきた、なんてこと。
それは同時に、
だれかの愛や評価を欲した日々だったのでは?
ふと思えば、
じぶんのことは二の次、三の次。
体も心も置き去りに。
わたしはまさにこのパターンでした。
（あげくDV離婚（子連れ）まで経験する始末……）
「セルフラブ」が足りなすぎの人生。
だからこそこれからは、
「今」と「じぶん」にフォーカスする。
じぶんをちゃんと、愛してあげる。
そこにあるであろう、ゆれない幸せ。
つまり、
男や更年期との付き合い方なんて、
どーでもいいんだよっ！
（いきなり暴言）
とか言いながら、
「今ここ」にあるべきと思いながらも、
グラグラゆれることもある……。
実際に更年期障害の症状が出たり、恋が終われば、
大いにゆれることでしょう。笑
冒頭ですでにゆれまくってるし。笑
だからこそ、
ゆれないじぶんを目指したい。
そんなわたし（マスカット）の連載テーマは、
ずばり「セルフラブ」
更年期の心身のゆれを抑える、知恵と体験をお届けします。
最後に。
ここまで読んでくださった皆さんと、
ゆれない名言を共有して締めくくりたいと思います。
「女は40を過ぎてはじめて面白くなる。」
ココ・シャネル（1883～1971）
チーム完熟・マスカット（ライター）
「チーム完熟」イチの恋愛体質。十数年前にDV的なごちゃごちゃの果てに一人息子を抱えて離婚。元夫とはそれっきり。昨年、息子の独立を機にフリーランスに。コピーを書くことのほかに、ヨガと瞑想を広げる活動も展開中。人生の後半は、好きな人と好きなことしかしないと決める。
※現在は別業にて活動中
⇒ 執筆note 「完熟5（かんじゅくふぁいぶ）」