チーム完熟 の【完熟お見舞い、申し上げます】
既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代~50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記【完熟お見舞い、申し上げます】。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように!
オレンジさんに引き続きまして、
あけましておめでとうございます。
チーム完熟の下っ端リーダー、姓は完熟、名はマンゴーでございます。2023年もオレンジ、ライチ、マスカットの4人でカンテラをにぎやかに彩ってまいります。各フルーツのコラムを読んでいただければ、おのずと「メノ活」※となるはずですので、今年も何卒宜しくお願い申し上げます。
※メノ活とはこんなこと
思えば、あっという間の1年でした。
年始のあいさつをしながらも、まだ実感がない……そう思って2022年幕開けのマンゴーコラムを読みましたら、漠然とした抱負が書かれていたではありませんか。
「明るい未来を描きたい」
「健康になりたい」
我ながらなんて切実なんでしょう。泣けてきちゃう。
崖っぷちから荒ぶる日本海へ咆哮している火サス的情景が浮かびます。
まあ、書いたことをすっかり忘れていたんですけど。
でもね、去年よりは肉体も心も回復しました。
まだ横になっていないと辛い朝もあり、不安に押しつぶされそうで眠れない夜もありますが、私は体育座りから直立して歩くくらいまでは元気になった。
「明るい未来を描く」ためには、ここから一歩ずつ進み、ホップ・ステップ・ジャンプと駆け回ることができればよい気がします。具体的には、もうすこし肉体をタフに仕上げてエネルギッシュな上昇曲線を描いていけば、おのずと心もついてくる。バイブスが上がれば、将来を構想できるでしょう。
去年は暗中模索だったから、見通しがつく段階に来たことをまず寿ぎたい。
おつかれマンゴー、もうちょっとだ。
そもそも身体には自然治癒力がそなわっており、ほおっておいても徐々に回復するものだと申します。それを踏まえて振りかえってみれば、回復を助長したのはこの3つ。おかげさまでオレンジさんと9か月続いているラジオ体操とメノトレ、平均1日5,000歩の散歩、そして鍼。
ものすごくささやかでも、この積み重ねが効いているといいたい。
「ラジオ体操」の動きのすばらしさは前回のオレンジさんコラムでお分かりいただいたでしょう。私も「後ろ反りッ!」の部分でギアが入り、眠たい身体が起動するのを実感します。鈴木さんの声の、いと爽やかなことよ!
でもそれだけではないんです。
私には、お互い気を遣わない関係の人と触れ合うことに意味がありました。
マンゴーは、なんやかんやでシングルマザーなので、家に大人がいません。
フリーランスなので会社に行けば誰かいるという状態でもありません。
だからでしょうか、大人と話す機会に飢えているのです。
ママ友もいる、友人もいる、マンションの管理人さんや掃除のおじちゃんとも挨拶をする。でも本当にささやかな日常のことをチョロッと伝え合うには、積極的に会いに行かなくてはならない。でも大河ドラマの感想を言い合うために、わざわざ招集をかけるのも面倒ですよね。
だから、毎朝決まった時間にオレンジさんと話す機会がある、そのことが私のメンタルにもいい効果をもたらしているのだと気付きました。
しかも、「推し」の話から事業の相談まで。
これができる人はなかなかいませんよね。ありがたい機会に恵まれ、私は心身ともに救われている。
そうなれば、いよいよ「オレンジさんとのラジオ体操一万日」を入魂して書かねばなりますまい。
タクシー運転手とオレンジさんの主治医は、脳内でキャスティングされていることだし……本当に書いてみようかな。ふふふ、27年間にわたる超長編を!
ここでマンゴー、ハタと気付きました。
長編を書き上げる際に最も要るのは……
そう、体力なのです。
話が戻ってきましたね。
長編を書くため、印税を手にするため、その印税で完熟イベントを開くため、私にはやはり体力が要るようです。
そのためには「じゃあ、筋トレしよう!」とむやみに始めず、
1.身体の状態を把握し
2.自分に合った体力アップの方法を実行する
ことが大切ですよね。
マンゴー、無理をすると絶対に続かないから。
というわけで、次回は私の体調把握の方法と「マンゴーの身体のクセ」について紐解いていこうと思います。2023年もどうぞ、生温かい目で見守ってやってくださいませ。
みなさまにとっても、良い一年が始まりますように。
追伸
実はこの原稿を書いたのは2022年12月15日。その後、子どももろともコロナ陽性となり(人生2度目)寝クリスマスを過ごしました。次回はその様子をお伝えします。やれやれ、また身体がダルいです。