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メノポーズ(更年期)のネガティブイメージを変えたいのだ!「閉経宣言」 vol.7

行く年も来る年もすこやかに!

チーム完熟 の【完熟お見舞い、申し上げます】
既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代~50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記【完熟お見舞い、申し上げます】。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように!


メノポーズ(更年期)のネガティブイメージを変えたいのだ!

早いもので2021年も残すところ数日。
年末と言えば、日本漢字能力検定協会が発表している「今年の漢字」ですよね。
夏の金メダルラッシュからの「金」が選ばれましたが、

「金(かね)」としか読めなかったオレンジ。
ぢっと手をみる。

は、おいといて。

オレンジにとっての今年の漢字を考えてみたところ、
これはやはり、更年期の「更」で決まりです!

半年前からカンテラに参加させていただいたことで、
おん年55歳にしてやっとこさ更年期と向き合うことができたことを、
とても有り難く思っているので。

さて、「更」ですが、調べてみるといい感じの漢字wなのです。

漢字ペディア(https://www.kanjipedia.jp/kanji/0002185800)によると
「更」とは、①かえる。かわる。あらためる。入れかわる。「更衣」「更新」「変更」 ②一夜を五等分した時間の単位。「初更」 ③さらに。そのうえ。 ④深まる。ふける。夜がおそくなる。「深更」 ⑤さら。あらた。

ねっ!(って、言われましても・・・)

占いでもいいことだけを信じるオレンジなので、「更」については、
「あらためる・入れ替わる・さら・あらた」で行きたいと思います。

更年期って、まさに人生の入れ替わり時。それも、あらたな気分を迎えるための。

人間40歳も過ぎれば身体にも不調が訪れて当然だし、
更年期と言われる時期は、その不調と折り合いをつけながら、
人生の新たなステージへと移行していけばいいんじゃない?

閉経の前後5年の10年間を
「更年期」と名付けた先人達はセンスありありです。

「閉経」前後だから「閉年期」で決定~!
なんてことにならなくてよかったです。ほっ。

こんな納得のネーミングでありながら、「更年期」にはネガティブなイメージが付きまとっているのはどうしてなんでしょ。

チーム完熟の企画会議でも「更年期はどうしてネガティブワードなの?」というタイトルで語り合いました。

結局のところ、当事者も周りの人たちも更年期についての知識があまりにも少ないことが大きな原因ではないかなと思いました。

当事者はこのところ感じるようになった原因不明の具合の悪さに戸惑い、「これが更年期なのかな?」と疑いつつも、日々の忙しさから原因究明に動くこともできず、ついついやり過ごしてしまう。

周りの人たちは、「更年期のおばさん=すぐヒステリーをおこす」と長い年月をかけて刷り込まれているから、「そういう年頃なんだ」と認識するも、「イライラのターゲットにされたくない、振り回されたくない」という思いからなんとなく距離を置く。知らないことにする。

かくして、更年期は謂われのない負の物語を延々と繰り返され、現在に至る、といったところでしょうか。

実際、インターネットのなかった時代は、
更年期に関する情報を今ほど簡単に手にすることはできなかったでしょう。
ましてや、女性ホルモンの問題となると、月経や閉経といったとてもプライベートな話題に触れることになるため、オープンに語り合う場も少なかったはずです。
でもいまは違いますよね。

いまは、多すぎる情報の中から正しい情報を見極めることが大切な時代になり、
お互いの個性を認め合う前提で、体験談や意見を共有し合うことのできる土壌も育っています。

ついさっきだって、チャットを通じてチーム完熟の恋愛戦士・マスカットさんが、マメ知識を教えてくれました。

先にあげた「ヒステリー」という言葉ですが、「子宮」を意味する古典ギリシャ語が語源なんですって! ヒポクラテスの時代から「子宮の病」という意味を持っていたというんだから、謂れのない負の物語も年季が違います。ふんがっ。

このように、「更年期」を共通の話題として語り合おうとしただけで、いろんな情報がどんどん集まってくるのが、私たちが生きている「いま」なんです。 

オレンジが子どもの頃、「大人になったら自分も演歌を聴くのかなぁ」と漠然と思っていました。ニッポンの心=演歌という刷り込みがあったのかもしれません。

だけど、55歳になった今、聞いているのは演歌ではなくて、学生時代から慣れ親しんだ洋楽だったり、コンポーザーのみならずボーカリストとしても新たな魅力を発信し続けるなんとかさんのJ-ポップだったりします。(わかった風に書いてみましたw)

ね!音楽に対してだってそうなんだもん。
更年期だけ、旧時代的なままに向き合うことはないと思うのです。

そこで、まず、簡単なところで更年期の呼び名から変えたいな、と。
更年期を英語名のメノポーズと呼びたいと思うのです。

メノポーズ。

初めて聞く方が多いはずです。
覚えにくい?

「目のポーズ」と、覚えてください(笑)。

チーム完熟・ライチ師匠発案のこのポーズ、
「世界に広げよう、友達の輪!」とばかり、両手で大きく輪を作って、
組んだ両の手のひらを頭のてっぺんに載せてください。

自分の顔を黒目に見立てた「目のポーズ」の出来上がりです。

さらに、チーム完熟では、メノポーズに向き合う活動=メノ活を
楽しくやっていきたいと思っています。

「メノ活」について詳しくはこちらをご覧ください。

2021年はメノポーズを通じて、皆様とお会いできたステキな1年でした。

2022年は、「メノ活」元年!

メノ活元年を迎えるにあたり、チーム完熟のマンゴーリーダーの言葉を、
オレンジの閉経宣言・第6条とさせていただくのだ!

「メノポーズは女の終わりではなく、女の通過点。
どうせ行くならみんなでわいわい参りましょう!」

それでいいのだ!の精神で、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

チーム完熟・オレンジ(ライター)

「チーム完熟」の最年長者。1966年生まれのいい歳した永遠のカマトト。コピーライター / 結婚・出産経験なし / 閉経年齢は53歳。更年期症状はほぼやり過ごしているが、太り過ぎからくる生活習慣病をなんとかせねばと思う日々。
執筆note 「完熟5(かんじゅくふぁいぶ)」

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