Table of Contents
毎日忙しく、疲れもたまりがちなメノ活世代。「運動した方がいいのはわかってるけど、これ以上がんばれないよ~」っていうのが正直な気持ちでは?
がんばらなくてもいい、気持ちいいレベルのゆるーいトレーニング&ストレッチ<メノトレ>は、今日のからだを快適に、明日のからだをもっと元気にするコツをお伝えします!
東京では25℃を超える夏日が増えてきました。久しぶりに袖の短い服を着て、ご自身の二の腕をありありと目にする機会も増えてきたのではないでしょうか。かくいう私は、「いや、そうじゃない」と脳がバグるほど、ふくよかさが増しています。なぜなのでしょうか。さて今回は、いよいよ前回ほぐした上腕三頭筋を引き締めるゆるトレを始めましょう!
「二の腕トレーニング」
①右腕から行います。右ひじを耳~目の高さに上げます。
②右の二の腕のぷよぷよしている部分(上腕三頭筋がある部分)に左手を添えて位置をキープ。
③右腕を曲げて伸ばします。その際、手の平を下向きにして5~10回、内側に向けて5~10回、上向きにして5~10回。
④左側の二の腕トレーニングは、左右を反転させて同様に行います。
手の平の向きを変えるのは、使われる筋肉の部位が少し変わるため。もっと負荷をかけたい方は、ペットボトルやダンベルを持って行ってください。
今回の「二の腕トレーニング」の目的は二の腕をシェイプアップすることですが、この動作は背中にある肩甲骨周りの筋肉も刺激するため、更年期世代にとって副次的に良い効果も期待できるそう。
なぜなら、肩甲骨は肋骨に、肋骨は背骨の一部である胸椎(きょうつい)に接していて、自律神経である交感神経はこの胸椎を走っています。そして、カンテラ世代が気になるほてりや発汗などは交感神経と副交感神経の乱れによって引き起こされるもの。つまり、二の腕トレーニングの動作が間接的に自律神経の働きを整えてくれる可能性があるのです。
身体の部位は、相互に関連しあってすべてが繋がっているものなのだ……と改めて感じますね。ゆる筋トレはひとつ行うだけでも、身体全体に良い影響が出てくるかもしれません。
監修:理学療法士 浜野 久美子