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VIO脱毛への道。すべてはワキ脱毛からはじまった。アラフォーからのセルフラブvol.17

ツルツルの脇をアピールする完熟マスカットさん

チーム完熟 の【完熟お見舞い、申し上げます】
既婚、未婚、子あり、子なし、シングルマザーとバラエティに富んだ編成のコピーライター集団「チーム完熟」。酸いも甘いもかみ分けてきた40代~50代の4人が人生の後半にさしかかり、訪れた心身の変化に向き合う奮闘記【完熟お見舞い、申し上げます】。同世代の読者が抱えるモヤモヤした気持ちを少しでも明るく照らせますように!


前回までのお話。
「介護で迷惑をかけたくないなら、VIO脱毛!」という話を友人から聞き、ショックを受けた2017年。同時に40代前半の私は「いくらなんでも、まだ早いよね」と思いました。
しかし!一転して、VIO脱毛をすることに決めたのは、
「白髪になったら、フラッシュ脱毛(光脱毛)はできない」という衝撃の事実だったのです……。
※注 2022年現在、白い毛に対応する光脱毛技術が出てきているそうです。進化!

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「介護脱毛」の記事を書くためにあれこれネット検索したせいで、最近さらにエステの広告が増えました。脱毛業界も競争が激化しています。
秋田のなまはげのごとく「脱毛する毛は、ねぇがぁぁぁぁ〜!」と、新規客獲得に力をいれているのかもしれません。

2022年の今でも、VIO脱毛している人は、さほど多くはないでしょう。
脱毛サロンやクリニックのスタッフさんは慣れているかもしれませんが、こちらとしては、よそ様にがっつり局部を見せることには抵抗がある。
日本には「レディースクリニックに行くのも、恥ずかしい……」という大和撫子が、たくさんおります。

まぁ、その点わたしは、
「治療!検診!なにが恥ずかしいものか!」と、益荒男のごとき勇ましさで、診察台に上がるタイプです。
その点では、大和撫子チームより、VIO脱毛へのハードルは低いと言えるかもしれません。

ただそれも、ワキ脱毛経験がなければ、即決はできなかったことでしょう。


ワキ脱毛をしたのは、再び時を遡ること2000年頃だったように思います。
ママ友が「ワキ脱毛してから、すごくラクでいい!」と教えてくれたのでした。


ここで脱毛の歴史をご紹介します。
日本で脱毛意識が高まったのは1980年代バブル期。
永久脱毛ができる唯一の方法が「ニードル脱毛」でした。

「ニードル脱毛」とは、別名、針脱毛と呼ばれています。
その名の通り、電気が流れる針を毛穴に挿し、毛をつくる毛乳頭を破壊するという施術です。
ところがこれ、時間がかかるうえ、痛みが強い。

そのデメリットを解消したのが、1990年代に一気に広がったのが「レーザー脱毛」でした。
痛みが少なく、当初は効果も弱めだったのですが、改良が重ねられパワーアップ!
一方で、エステなどでは、やけどなどのトラブルも相次ぐ事態に。

2000年代に入ると、厚生労働省から
「レーザーや強いエネルギーを使用し発毛組織を破壊する脱毛行為は医療行為である」という通知が出されます。以降「レーザー脱毛」は医療機関のみとなり、代わりに誕生したのが、現在もエステサロンで行われている「フラッシュ脱毛(光脱毛)」です。
しくみは照射出力を下げ、発毛組織は破壊せずにダメージだけ与えるというもの。

https://aoki-tsuyoshi.com/tcb-datsumou/column/column-763 「TCB日本の脱毛の歴史」参照


実は、ママ友からワキ脱毛をすすめられる数年前に、私には脱毛体験があったのです。
調べてみたところ、
「レーザー脱毛とニードル脱毛があるみたい。永久脱毛といえば、ニードルなのね。ならばニードル脱毛がいいんじゃないかしら」と考えた。

永久を望んだわたしが、バカでした……。


前回のコラムでも書きましたが、私はどうやら痛みに強いタイプのようなのです。
歯医者さんや、マンモグラフィーの検査技師さんからも、お墨付きをもらえるレベル。

なのに、ニードル脱毛は、ほんっっっとに痛かったのです!!


体験に行ったのは、T●C。
エステサロンのなかでも、技術がしっかりしてそうだなと思って決めました。
「絶対キレイになってやる!」のCMとか、好きだったしさ。
その分、お値段もしっかりですが、当時はまだ貧しくなかったので気にならなかった(笑)


ところがです。
体験開始から数分後、とんでもない痛みに襲われました。

例えるなら、ワキの下に針をさされるような感じ。←そのまんまやないかーい!

痛みに強いと言いましたが、注射はキライ。
痛みというより、刺されている事実が怖い。
そのせいも、あったのかもしれません。

まぁ腕を上げた状態で、敏感なワキに針が刺さるわけですから、痛くないほうがおかしいよね!
※個人の感想です



バブル期に美を追求した女性たちは、これを耐え抜いたのでしょうか。
荒木師匠とかやってそう ※さらに強めの個人の感想です


この日は、全部で10本(10毛穴)を、
無料で永久脱毛してくれるという内容だったように記憶しています。

ですが、3本目あたりから、冷や汗がダラダラダラダラ……。

4本目で「やめてくだサァィィィィ!」と、ギブアップ。

強烈な痛みが、繰り返し施されるという恐怖。
爪を剥がされる拷問の、ライトバージョンと考えてもいいのではないでしょうか。


エステといえば、体験後の勧誘がしつこい印象がありますが、
すぐに解放してもらえたのは、私の涙目のせいか、はたまたマニュアルのままの対応だったのか、
今となっては知る由もありません。


このニードル脱毛のトラウマから、
ママ友の勧めも、最初は「痛いからやだ」と言っていたのですが、
他のママ友から「私もニードルは無理だったけど、フラッシュ脱毛は全然痛くなかった」という一言があり、
2000年代、30才を超えてから、ようやくワキの処理を済ませたのでした。
(T●Cじゃないところでだけど……)


この時に強く感じたのは、
「フラッシュ脱毛は痛くなかった!もっと早く脱毛しておけばよかった!」という後悔でした。

ワキのムダ毛処理からの解放は、時間的なことはもちろん、
肌が弱く剃刀負けしがちだったこともあり、素晴らしいことでした。
クオリティ・オブ・ライフ、略称: QOL爆上がりです。

さらにフラッシュ脱毛は、永久とはいえないと聞いていたものの、
今でも脇の下の処理はほぼゼロ(まれに1、2本抜く程度)で済んでいます。

フラッシュ脱毛の発明者さん、ありがとう!


というわけで、
もっと早く脱毛してればよかった!
という経験があったため、
VIO脱毛をやる、という決断は、少しばかりの恥じらいを押しのけるほど早かったのでした。

次回、いよいよVIO脱毛がはじまります。

チーム完熟・マスカット(ライター)

「チーム完熟」イチの恋愛体質。十数年前にDV的なごちゃごちゃの果てに一人息子を抱えて離婚。元夫とはそれっきり。昨年、息子の独立を機にフリーランスに。コピーを書くことのほかに、ヨガと瞑想を広げる活動も展開中。人生の後半は、好きな人と好きなことしかしないと決める。
※現在は別業にて活動中
執筆note 「完熟5(かんじゅくふぁいぶ)」

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